はじめに
ZZR 1100は当時世界最速のバイクとして大ヒットを記録しました。圧倒的な存在感と動力性能を誇りいまだに根強い人気があります。
筆者がカワサキバカ一代としてこのバイクについて独断と偏見を持って語ります。
目次
- ZZR1100とは
- 当時のインプレッション
- もはや常識?!「ギヤ抜け」
- 人気の秘密
- 中古車相場
ZZR1100とは
1989年東京モーターショーで発表され、当初はエンジンの出力が公表されていませんでしたが、雑誌のテスト走行等で高評価を集めていたので、発売前から注目されました。
主に初期型のZZR1100C型、C型のマイナートラブルを解消し、モデルチェンジした後期型 ZZR1100D 型に大別されます。非常に大柄なバイクですが軽快なハンドリングや穏やかな低回転域のエンジン特性 でツーリングにも使えるバイクとして根強い人気を誇っています。
かくいう筆者も ZZR 1100 C 型に乗っていました。取り回しは非常に重く大変でしたが一度走り出すと重さを忘れるほど軽快なバイクでした。法定速度以下でも、秀逸な作りこみを体感できる本当に素晴らしいバイクです。
カワサキらしくリアの角ばったテールランプが本当に大好きでした。
当時のインプレッション
筆者は、当時「IPTOS(イプトス)チューン」で有名だった、ドクタースダとコラボして、300キロチャレンジをしていた、宮崎敬一郎氏のインプレッションが大好きだったので、抜粋します。(要約)
「こいつは最強で最速」
「Z1やCB750FOURは確かに印象的な素晴らしいバイクだった、しかし”ズドン”ときたのは、間違いなくZZR1100だ。」
「重量220キロの車体が跨ってみると軽い!!まるでホンダのエンジンみたいに振動がない!!タイトコーナーからアップダウンのあるコーナーまで、べらぼうに速くて扱いやすい、フルスロットルにすると後ろから蹴とばされてるような狂暴な加速にのけぞる」
「それでいて低回転では至ってジェントルで乗りやすい”頼れる相棒”になってくれる」
と絶賛しています。
「ギヤ抜け」
ZZR1100のお約束のトラブルとしてよく2速ギア抜けを取り上げられます(主に C 型)。
ギヤ抜けの原因としてよく言われるのか、 このエンジンのベースである「GPZ 900 R 系」 のミッションが ZZR 1100のパワーに耐え切れていないとよく言われています。
運よく、筆者が乗っていた ZZR 1100 C型はギア抜けのトラブルを起こしませんでした。
このギア抜け対策としてカワサキはリコールしたり、 ZZR 1100D 型のミッションに載せ替えたりする人もいるそうです。
人気の秘密
ZZR1100がなぜ、未だに人気かというと、
- 頑丈
- 古いが動力性能は一線級
- カスタムパーツが豊富
- 値段が手頃
が挙げられます。
頑丈
当時世界最速を目指して開発された、質実剛健カワサキ伝統の水冷エンジンは頑丈です!!
古いが動力性能は一線級
ZZR1100は世界最速を目指して開発されたバイクです、公道においては未だに第一線級の動力性能を誇ります。
カスタムパーツが豊富
未だにカスタムパーツが豊富で、自分好みに仕上げられます。(※要財布と相談)
値段が手頃
中古市場は、50万円から100万円くらいで見つかります。
中古相場
筆者が某バイク中古サイトをみたところ、ZZR1100は50万円から100万円程度になると思われます。
古いバイクなので、「ピンキリ」なのはまちがいないですが、必ず実車確認をしてから購入しましょう!!
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